佐賀市で2020年3月18日午後4時5分、池田美欧撮影

https://mainichi.jp/articles/20200320/k00/00m/040/020000c

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、各地で大学や短大の卒業式の中止が相次ぐ中、佐賀市の写真館・レンタル衣装店「ハレノヒ呉服元町店Reminess」が通常に比べ格安価格で、はかま姿の撮影を始めた。佐賀大生が色鮮やかな晴れ着に身を包み、卒業した実感をかみ締めていた。

 卒業式の中止が続く中、学生に思い出を作ってもらおうと企画した。同館を運営するハレノヒの笠原徹社長(44)は「特別な衣装を着て、友人との別れを惜しみ卒業を実感する機会が奪われてしまった。暗いニュースが続くが、友人と一緒に楽しい時間を過ごしてもらいたい」と話す。

「晴れ着姿をお世話になった祖父母や両親に晴れ着姿を見せたかった」。「頑張って入った大学の卒業は一つの節目。これも一区切りがついたでしょう」と皆さん思い思いの気持ちで楽しそうにカメラ前でポーズを取っていました。